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チョコレートっていいですよね!

一般に黒色の食べ物ですが、あれは蟻に食べられないための色付けがきっかけだそうです嘘です。


カカオ農園に行きませんか?

という一生に一度あるかないかという誘い文句を受けました。

提案者はラム君という随分前から取材を手伝ってくれている青年。彼いわく、以前仕事で通訳をしたカカオ農園がもっと日本人に見学してほしいのだと、それで折角ならべとまるで取り上げてくれと、何よりカカオ酒めっちゃ美味いからと。なるほど、これまでの人生でカカオに特別な興味を抱いたことはなかったけれど、食とは人類の娯楽です。「美味しいものがあるのならぜひ」と行くことにしました。

これがまー、カカオ酒が美味しかったことはもちろん、めちゃくちゃ楽しかったんですよね。
ベトナム人生(五年だけど)でベスト5に入るくらいおもしろかったので紹介したい。

先に言っておきますが…今回の記事、めちゃ長いですよ。


って、朝早い…5時半にホーチミン市を出発。

農園側の都合もあって見学の日程は平日。の、朝5時半。
これは見学後に私が市内で予定があったからなんですが、だとしても早い。

それでも家を出ると、街中は眠気まなこを擦りながらも、すでにバイクがひっくりなしに往来していたり、フォー屋なんかはすでに営業していたりするんですよね。相変わらずのベトナムの健全な早起きっぷりに頭が下がりつつ、ラム君と合流して農園が用意してくれた車に乗り込んで向かいました。

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途中、朝食として食べたブンムック(魚介系の練り物入りのブン(米粉麺))。

正直に書くと、ちょっとプールっぽい香りがした。
見た目は美味しそう(グッダグダなフォロー)。

カカオ農園はドンナイ省にあり、ホーチミン市内中心部から車で2時間ほど走った先。
道中で豪雨に降られてゲンナリしていたのですが、到着する頃には雨は上がって一安心。

ラム「ドンナイ省は暑いんで、ちょうどいいと思いますよ」
私 「へぇ、そうなんか」

埼玉の熊谷みたいなもんなんかな、と適当な解釈をする。

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そんな豪雨にもビクともしない、地元で有名な岩を通り抜け…。

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カカオ農園の入口です!

このフォント、いいなぁ。サイゴン動植物園っぽい。
同じことを思われた方には、この記事をオススメします。

チョロン・ビンタイ市場サヨナラ企画!商店のイカス看板フォントランキング
 
そういえば動植物園ね、あそこが取り壊されてマンションが建つかもって話を業界の方から聞きました。

裏は取っていないので話半分で聞いておいてもらえれますれば。

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私 「と、いうか…」

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私 「めちゃ整備されてるよね!?カフェまであるし」
ラム「この設備は半年前につくったんですよ」
私 「農園と聞いたから、もっと畑みたいなものを想像していたよ」
ラム「農園は10年以上前からあるんですけど、訪問者向けに設備を増強したのが今なんです」
私 「なるほど、だから俺に見学してくれって言ったのね」
ラム「そういうこと」

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カフェの看板を見ると、ここが都市部ではないということに加えて、そもそもカカオ農園だからなのか、軒並みお安くなっております。チョコレートドリンクが15000ドン(およそ75円)ですよ。この設備だと、市内で飲めば3倍は固いだろうなぁ。漁港の定食屋で海鮮丼が安く食べられる状況と似ている。

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私 「で…うわっ!」

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私 「これがカカオ…冗談みたいな生え方しやがって!」

入口にあるものは観賞用ですが、マジモンのカカオ。
まるで展示用の、ダミーの果物のようです。

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その中身に入っている核を取り出して発酵・乾燥・焙煎という手順を踏み、それを砕いたものがこの写真。
これがチョコレートの原料となる、「ニブ」と呼ばれます。

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私 「園内地図まで作り込んでるやん」
ラム「そうですね」

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私 「右下にワープゾーンあるね」
ラム「あれは遊び場ですね」
私 「遊び場?」
ラム「あー、チョコレートづくり体験コーナーみたいな感じ」
私 「すごいなー、めちゃくちゃ先行投資してんじゃないの」
ラム「まぁ、まだ出来てないんですけどね」
私 「俺呼ぶの早いよ」

男性「レストランも建設中でね、うどんを売ろうと思ってるんだ」

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ここでオーナーのKhanhさん登場。
この写真はもっとあとの場面なのですが、冒頭で撮ってなかったので便宜上ここで出しました。

デスクとイスと白い壁をセットに登場した訳ではありません。 


ちなみにうどんは冗談じゃなくて本当です。
なぜなら日本人訪問者が多いから…その理由は後ほど明らかになります。

Khanhさん「ようこそ、オーナーのKhanhです」
私  「こんにちは、水嶋です」

Khanhさん「まぁまぁ、ひとまず座ってお茶でも飲みましょう」
私  「はい!」

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私 「これはもしや…」
ラム「カカオ茶ですね」

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私 「おぉ」

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私 「カカオ茶ですね」
ラム「さっき言ったやん」
私 「言うなってことだよ」 

これはカカオの核の殻から濾したお茶。
香りはまさにチョコレート、でも飲んでも甘くないので不思議な感覚。

なお、ここでやっと登場した左の人物のお名前は西島さん。
現在はフリーランスの建築士で、平日なのであまり期待せずに声を掛けたら…。

私   「西島さん、カカオ農園の見学って興」
西島さん「行きましょう!

という誘った側が驚く食いつきっぷりで来てくれました。
相応の理由があった訳ですが、後ほど判明します。


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カカオ茶の次に出された、チョコレートドリンク(アイス/ホット)。
お、おぉ…見学がはじまる前から至れり尽くせりだな。

そして、こいつら、とてつもなくドロリとして濃厚!
街中のカフェではカカオと言いながらミロじゃねーかってものが多いのですが、やはりそこは農園。

地産地消どころじゃないです、農園産農園消ですよ。ほんと語呂悪くて申し訳ない。

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そしてこれが、前述のニブ入りのチョコレート。

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チョコレートの断面、見えますか?

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食感はアーモンドチョコレートに似ているんですが、ニブはチョコの原料なので濃厚さは変わりません。むしろ、チョコレート本体よりも濃くて当たり前、純度100%なのですから。ピンぼけしてるけどなッ!(反省)

最近流行りのコーヒーチェーンではアイスコーヒーの氷がコーヒーを凍らせたものだったりして、それを思い出す。アーモンドの香ばしさも良いけれど、これも濃さも失われずお得感があって、良いですね。


私 「いやー楽しかった楽しかった!それではこれにてあっしはドロリアン…」

という訳では、ありません。
何気にまだ農園にすら入っていませんでした。
到着直後にここまで至れり尽くせりとは思いもよりませんでしたが、ここからが本番です。


一年ですくすく育つカカオの赤ちゃんたち

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歩くには遠いとのことで、車で園内を移動。

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わ~!

Khanhさん「これらはカカオの苗木です」
全員 「カカオの苗木!」

Khanhさん「ここで一年かけて育てた苗木を、周辺の農家の畑で育ててもらいます」
私  「お、おぉー、自分の畑で育てる訳ではないのですね」

Khanhさん「そうですね。場所が足りなくなるということもありますが、その育ったカカオの木から実を買い取りすることで、農家の方々の仕事をつくるという目的もあります」

なるほど、仕事をつくるんだ、おもしろい仕組み。
なお、このドンナイ省のDinh Quan地区には、すでに400以上の農家の土地で、合計550ヘクタール(550万平方キロメートル!)のカカオの木が植えられているとのこと。まさにカカオタウンだ。

苗木は、農家の畑に植えられてから三年かけて成木になり、それから長ければ50年もの間に渡って実を付けつづけるらしい。一代、二代、または三代に渡って家族の生活を支えることもあるだろう、カカオは農作物としても優秀なのかもしれない。

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Khanhさん「優秀な苗木をつくるために…」

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Khanhさん「成長の早い苗木に、実りの良いカカオの枝を接ぎ木しているんですよ」
私  「えっ、枝の切れ目で挟んでいるようにしか見えませんが…これで!?」
Khanhさん「はい、同化していきます」

これで同化するんだ…すごい。
この苗木のつくり方を繰り返すことで、優秀なカカオの種だけが残っていくとのこと。

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Khanhさん「ちなみにここはタバコを栽培しています」
私  「えっ、タバコも育てているんですか!?」
Khanhさん「いや、違う農家です」
全員 「なーんだ」
Khanhさん「はい」


苗木は三年後にこうなる!カカオの木が成るカカオ農園へ

そしてー、

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本丸のカカオ農園!

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おぉ!

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おぉ~!!

西島さん「本当、改めて見ても、作り物みたいな実ですね」
私   「うん、ほんと、冗談みたいな実り方」

赤色、緑色、そして黄色の実が成っていますが、これは厳密には種類が違うとのこと。
あえていろんな種類を植えているのだそうです。

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説明してくれるKhanhさん。

西島さん「カカオの実はどうやって収穫するんですか?」
Khanhさん 「ハサミですね」

西島さん「手ではなくて?」
Khanhさん 「手でもぐとね、次から生えなくなるんですよ」
私   「へぇー、デリケートな植物なんですね」

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Khanhさん「ここでは今、農家さん向けの講義室を建設しています」
私  「講義室?」
Khanhさん「さきほどの苗木から各農家で育ててもらう訳ですが、その栽培方法をここで教えるのです」
私  「あぁー、なるほど!本当にトータルサポートするってことなんですね」

私   「西島さん、設計したら?」
西島さん「どう見ても遅いですよね」

西島さん「いや、でも僕ね、カカオ農園に学校をつくるのが夢なんですよ」
私   「おぉ、ひょうたんからこま」

西島さん「昔、テレビ番組で西アフリカのカカオ農園が紹介されていたのを見て。そこは子どもたちだけがカカオの実を収穫できるんですよ。何故だか分かります?」
私   「何故だか分かりません」
西島さん「その種類のカカオの木は弱いから、大人が登ると倒れちゃうんです。だから子どもが木に登って収穫するんですけど、彼らは学校に通っていなければ、自分たちが収穫しているカカオのチョコレートの味も知らない。その知識がいつまでも覚えていて、いつしかカカオ農園に学校をつくることが夢になりました」
私   「ふつうにいい話じゃないですか!じゃあ次の講義室はぜひデザインしましょうよ」
西島さん「今、西アフリカの話をしたんですけどね!」

ちなみに後日、西島さんにこの話をしたところ、「木については友人の入れ知恵なので本当か分からない」そうです。確証ねぇのかよ!でも、子どもたちが使役されていることも、カカオ農園に学校をつくりたい夢も本当です、とのこと。

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これがカカオの花、怪しいキノコみたいだけどツボミなだけです。

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私   「あれ胡椒ですよね、これも植えているんですか?」
Khanhさん 「ほんの遊び心ですよ」
私   「急に出ましたな、遊び心」

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こちらのカカオの木々はさきほどとちょっと違います。

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それぞれに、名前入りのプレートが掛けられている。

これはオーナーシップ。大半が日本人との契約で、一年につき二万円でカカオの木一本のオーナー権を提供しており、そこから実ったカカオでつくられたチョコレート1kg分を送るのだとのこと。税金じゃないけど、ちょっとふるさと納税っぽい仕組みですね。

で、なんで日本人オーナーがたくさん付いているの?というと、このカカオ農園の主な取引先が「カカオ研究所」という日本(福岡)にあるチョコレートショップだから。その会社から農園の存在を知ってカカオの木のオーナーになる方が多く、今年は300人、来年は200人がすでに予約済みらしい。そうした背景もあって、ここを訪問する日本人は定期的にいるため、半年前に訪問を受け入れる設備を強化しようとなったのです。うどんをつくるよ、って話もここから来ているという訳。


こちらがカカオ研究所のホームページ。
ベトナムについても丁寧かつ詳細に紹介されており、カカオへの情熱がひしひしと伝わります。


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プレートがレーザー加工ですよ!と、ここでいきなりテンションの高まる理系のラムくん。

私   「その凄味、よく分かんねぇよ」
ラムくん「いや、でも、たくさんつくれるじゃないですか!」
私   「うんうんなるほど…でもやっぱり分かんねぇよ!」



いよいよカカオの生産工程が明るみに!

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生産工場をお見せします、と奥へ奥へ。
すでにこの撮影地点で、かなりの発酵臭にお出迎えされています。
最初は噂に聞いていたカカオ酒かと思ったのですが、そもそもカカオは発酵させるものだと後に知る。

匂いを辿るように進むと…

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おぉっ!

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カ、カカカカカオだー!!

って、さっきから散々見ている訳ですが、木から生えているものとは趣がまるで違う!

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カラフルなカカオの実をナタで叩き割り、中身を取り出してはバケツに入れていく。

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これがその中身、へー、ほー。
少しピンクがかった乳白色はマンゴスチンの果実を思い浮かべます(こんなんなんです)。

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Khanhさん「ああやって取り出した中身を、ここで発酵させます」
全員 「おぉー、これが!」

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取り出して木箱に詰めて、発酵をはじめたカカオは、二日間で42度程度まで熱くなり、それから4日間に渡って50度を超え、そのあとで一気に冷める。その直前に取り出すのですが、この見極めるタイミングこそがカカオの味を左右するとのこと。

なお、もはや嗅覚が麻痺しかけているが、ここで今日一番の発酵臭に襲われている。
ネットに匂いはアップできないとはいえ、せめて伝えるならば…。

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分かりますか?中央に白いブツブツとしたノイズのようなものが見えますが、あれらはすべて蝿。
叩き割る前にもなるべく発酵させているのでしょうか、すでにあれらが臭いんです。

それをさらに発酵させているものが木箱の中身。
これでいくらか伝わっていただけたかと思います。

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それにしても、実の色がカラフルなだけあって、

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ちょっと引いて見るとフォトジェニックですね。

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すぐそばには監視カメラが付いていました。
そうだよな、宝の山だもんなぁ。

そんなベストなタイミングで引き上げた発酵済みカカオを、次の工程では…。

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乾燥させます!

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色味が我々の知るチョコレートに近づいてきました。
すでにアーモンドのようにカリッと食べられそうだけど、腐ってる訳だからお腹は壊しそう。

ここでまた乾燥のために6日間。

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そのあとはこの南京錠で閉ざされた部屋で、

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焙煎、選別、砕かれて、粉末状になり、加工されて、チョコレートとなるのです。

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ここで選り分けられた殻が、序盤に登場したカカオ茶を生み出します。
本当、余すことなくカカオを活かしてますよね。
 
この生産工程は近くで見られませんでしたが、来年2~3月頃には見学用ルートを整備するそうです。

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工場見学はボリュームたっぷり!まだまだ続きます。



カカオで貧困と戦う元軍医、先代オーナーのKhamさん。

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ここで、Khanhさんと、先代オーナーのKhamさんにお話をうかがいます。

もともとこのカカオ農園はKhamさんがはじめたもので、今は息子のKhanhさんに経営を任せて、本人はカカオの研究と新商品の開発に勤しんでいるとのこと…なのですが、そのラインナップが…!

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ローヤルゼリー入りのチョコ!

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カカオを練り込んだ美容クリーム!

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カカオの成分を活かした強心剤!

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どれもこれも、カカオ(チョコレート)の概念を覆す…!!
奥の赤い液体はボディオイルだそうで、もうカカオ尽くしや!

なぜこういったことが出来るの?というと、Khamさんは14歳から軍人になり、後に軍医に。そのため、医療や漢方薬に精通しており、これらの知識とカカオの真価の融合を目指しているということなのです。ご本人は現在84歳なので、入軍した1946年は…フランスとの第一次インドシナ戦争の前半期ですね(Wikipediaで今調べた)。まさに戦場に立ち続けて来た、現代ベトナムの功労者のお一人です。

Khamさん「カカオを飲んで、カカオを食べて、カカオを浴びる!私はそんなカカオの魅力を伝えたい」
私  「うーん、プロフェッサー・カカオ!ここに極まれり」

Khamさん「私はね、これまでに三つの時代を戦って来ているんだ」
私  「というと?」
Khamさん「最初はフランス、次はアメリカ、そして今が…貧困だ
全員 「カッケー!」

なんて安易なリアクションを取っちゃったけど、それこそ前半で紹介した「苗木を近隣農家で育てて買い取る」という仕組みはKhamさんが考えられたそうで、実際にDinh Quan地区において400以上の農家がカカオで生計を立てていると考えれば、その言葉の重みが分かってもらえるでしょう。

そんな訳で…。

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ローヤルゼリー入りチョコレートをオススメされたので食べてみましょう。

ラムくん「これ、食べずに舐めてねだって」
私   「そうなの?どんな効果あるんやろな~」

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私   「レロレロ…」

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私   「レロ…」

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私   「レ…」
ラムくん「気絶した!?」
私   「そんな効果ないわ、たまたまやそういう瞬間捉えただけやこれは」

このローヤルゼリー、それを生み出す蜂もまた自らの農園で養蜂しており、その飼料からすでにカカオを混ぜ込んでいるのだそう。蟻一匹通さない、鉄壁のカカオ…!

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次はカカオアイスが飛び出した。

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今日は一年分のカカオを摂取している気がする(もちろん美味しかったです)。


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カカオ商品と、オーナー親子。

なお、これだけ豊富にある商品ですが、現在は農園と直営店でのみの扱いだそうです。
現在、大手流通会社などと交渉中で、近いうちに販路が拡大するとのこと。

ブランド名はBUNGOです、もしお見かけしたら手に取ってみてください。

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商品群の中には、前述の「カカオ研究所」のものもありました。

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外装から綺麗だなーと思っていましたが、開くとこのデザイン性の高さですよ!

味も日本人の、とくに大人向けのビターな印象。
これをベトナムで製造していますからね、技術力も存分です。

といった、カカオ農園見学でした!以上!
 

社会見学って大人になればなるほど楽しいと思うんだけど、今回はとくに良かった。カカオの可能性、カカオの生産工程の見学、商品の豊富なラインナップ、オーナー親子の情熱、そのすべてが魅力的でした。街中でBUNGOを見かける日が来たら、まず間違いなく手に取って買ってしまうでしょうね。あ、あとでお土産にもらったチョコ食べよう。


そういえば、カカオ酒は?

で、カカオ酒は、最後の最後に飲ませてもらいました。

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酒は酒なんだけど、ワインとリキュールですね。

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これが本当に、ラムくんが話していた通りに美味いの何のって!!
味は梅酒のようなフルーティさがありますが、カカオの風味が鼻腔から脳天に突き抜けます。

これもまだ現在は流通していないそうですが、これからの展開次第ではベトナムを代表する名産品になれるんじゃないかなぁ。キャッチーだし、実際にすごく美味しいもの。待てないという方は、ぜひとも農園を訪れて購入してみてください、一本16万ドン(およそ800円)だったのでお買い得だよ。


最後に、実はこの農園、バードウォッチスポットとして有名なカッティン国立公園(野生保護区)に近かったりします。日帰りにはちょっぴり遠方(といっても二時間だけど)のため、最近はあまり日本人にとって人気がないそうですが、趣向はかなり違うので良い組み合わせかもしれません。

というか、そもそも私もまだカッティン公園に行ってない。
幻の虎を見に行きたいんだけど、いずれ機会を見つけて必ず行こうと思います。

まぁ、そんな虎の目撃情報は、2009年を最後に途絶えているんだけどね。



さて、今回の記事を読んで行きたいなーと思われた方に向けての情報です。
今回紹介したものは、Khamさんのお話を除いて、見学案内いたしますとのこと。

来年の2,3月頃に見学ルートを整備するというお話だったので、ちょうどテト(旧正月)を挟むし、そのあとのタイミングで状況について問い合わせてみると良さそうです。カフェは稼働していますが、レストランやチョコレートづくり体験プログラムも準備中なので、詳細は直接聞いた方がいいでしょう。連絡は、ベトナム語または英語なら電話でもOKだけど、日本語は念のためまずはメールでお願いしますとのこと。記事には登場していませんが、日本語通訳の方も常駐しております。

ビジネスに関連する視察は大歓迎、というお話でした。

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施設名:
 CaCao Trọng Đức
住所:
 12 Khu dân cư 16, ấp 4, Xã Phú Hòa, Định Quán, Đồng Nai
問い合わせ方法:
 公式HPのコンタクトフォームから。ベトナム語・英語・日本語・いずれも対応可能。
 ベトナム語・英語であれば電話でもOK、番号は0613629168です。