ベトナムの軽井沢!バンメトート(Buon Ma Thuot):有機野菜の農場見学

ベトナムの軽井沢!バンメトート(Buon Ma Thuot):有機野菜の農場見学

バスっていいですよね!

昭和の日本ではよく街中を走っていたであろう路面バスですが、それらの2割程度はミャンマーで通常のバスとして使用されているそうです嘘です。

まぁ丸っきり嘘でもないんだけど。気になる人は調べてみてね。

 

ベトナムの那須、バンメトートに到着しました。

はい!

来ましたよ!

数々の苦難を乗り越えバンメトートに来ましたよ!

それでは皆さま、バンメトートの街並みをご覧ください…ドーン!!

 

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普通に街やな。

これといった感動も無しにさっさとタクシーを拾って宿泊予定のホテルへ向かいます。

 

 

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ベトナム在住者の方は内装に見覚えあるなぁと思われるかも?
そう、これはホーチミンでもハノイでもお馴染みのMAILNHタクシー!

バンメトートでも幅を利かせているんですね~。
ちなみにホーチミンでは最大手のVINASUNは一切見掛けませんでした。

地方によっては安心タクシーの数や種類もまた違って来るので、事前に情報を抑えておくとかなり余裕を以て旅行が出来そうです。

 

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ここはバンメトートの中心地。
郵便局や、二つ星ホテルなどがあります。

中央に見える戦車は、ベトナム戦争下に米軍からひったくったものらしいです。

 

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ここが今日の寝床!

thành công、直訳すると「成功するホテル」。
随分と立派な名前ですが、とりあえず部屋にバスタオルが無かったよ。

 

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ホテル前にある獅子像、

 

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何故か目がテンパっています。

 

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こちらはホテル近辺の、何の変哲も無い道。
なんですが、普段はホーチミンにいる僕からすれば驚きの光景です。

道…広っ……バイク…少なっ……。

もっ、はい、ばー、ぼん、バイクと飲食店の客寄せの数がなんと同数。
この通りだけということはありません、何処に至ってもこの程度の交通量。

怒涛の様に押し寄せるバイクの往来はベトナムを象徴するもののひとつですが、ハノイやホーチミン以外の地方都市へ行くと走行音もそこそこに牧歌的な雰囲気に驚かされます。

 

素材がいい?調理がいい?とにかくバンメトートの飯は美味い。

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13時間もぶっ続けのバス移動だったので腹ペコです。
昼飯を取りましょう。

 

塩川さん「誰かバンメトートを案内する時は必ず寄ってます」

 

というお店に来ました、春巻屋さん。
ちなみにホテルの目と鼻の先にあります。

 

一見みんな平然ですが、飢えたハイエナの如く空腹です。
あれ、表現がおかしいね。

 

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続々と運ばれて来たものはー、香草、長ネギ、若いバナナ、スターフルーツ、焼いたソーセージ、ライスペーパーを揚げたもの、ブン、タレ。

これを、

 

この様に巻いて食べます。

 

まきまき、もぐもぐ、ごっくん。

あ、これウマイわ。マジウマイっすわ。

焼きソーセージの香ばしさ、揚げライスペーパーの歯ごたえ、そんな脂っこさを丸くする野菜たち、それらを柔らかくまとめるライスペーパー。
全く同じスタイルのお店を見たことが無いにせよ、ホーチミンのローカル飲食店より数段ランクが上。

普通、というより日本の場合、都市部は美味しいもので溢れていますが、ベトナムだと美味しいお店のヒット率はそう高くありません。
この国に限った話ではなく、他の外国でも同じ様に言われていることですけどね。

 

塩川さん「娯楽といえば美味しいものを探すくらいなので、大体の店は知ってます。」

 

NICO NICO YASAIを始める前、塩川さんはNPO法人でのボランティアとして、およそ7年間もの間もバンメトートに住んでいたことがあるそう。

公安情報によるとバンメトートに住んでいる日本人はたったの12人。
もしかしたら、この世のどの日本人よりもここの事情に詳しいのかも知れません。

 

NICO NICO YASAIの農場へ…野菜に果物に蜂蜜など。

腹ごしらえの後は、早速今回の旅メイン。
NICO NICO YASAI(面倒なので以下ニコ菜)の農場を見学させて貰います。

バンメトート中心地からタクシーで10分も走れば到着。
このアクセスの早さからしてやはりここは地方都市です。

 

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のほほんとした田舎道。

ニコ菜の農場へ行くためには、塩川さんに敷地を貸している方の私有地を通るのですが、その途中にも貸主さん所有の色々な仕事道具置かれてあり興味を引かれます。

 

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蜜蜂の巣。

 

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ウェハースの如し。

 

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豆を煎る機械、きな粉の香りがします。

 

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接着剤で顔面を貼り付けられてしまった人みたいや…。

 

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これは何のドラム缶…?

 

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んぁまーい!

蜂蜜がトロ~リと垂れ出して来ました。

 

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他にもドリアンや、

 

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胡椒の実などもありました。
生とはいえかじったらとても辛いのね。

 

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豚や、人生初のリアル豚や。

 

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それにしてもリアルだな…いやリアルなんですけども。

 

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飼い犬でしょうか、4匹の子犬様。

 

靴紐を引っ張ってじゃれてきた。
やめろやっ…連れて帰りたくなるからやめろやっ…。

とまぁ、随分と脱線してしまいましたが、いよいよニコ菜の畑へ!

 

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でーん。

 

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ででーん。

 

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でででーん。

と、時期的に緑色野菜が多かったのであいにくカラフルではないけれど。

 

各野菜の畑を巡りながら、もぎったばかりのお野菜の試食会です。

 

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ナス!…んまーい!!

 

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オクラ!…んまーい!!

 

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ミミズ!…んまぇなーい!!

栄養に富んだ土だといういい証拠ですね。

 

そんな農作物以外にも、農業をする上では色々なモノが必要です。

 

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モミ殻を焼いたもので、これがまた良い肥料になるんだそう。

 

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苗床です。
畑に植えられる前の赤ちゃん達ですね。

 

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水を汲み上げて畑に渡らせるシステム。
説明はして貰いましたが、どう作るのか全く分からん。

こういうことが出来るからこそのプロフェッショナルなんだろうなぁ。

 

畑をひとしきり回った後は、もぎたてのチョムチョムで一服。

 

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ネルソン大好き二大フルーツの一つ、チョムチョムです。

食虫植物の様な見た目をしていますが、カパッと皮を剥いたその実は透明感のある白色で、ライチの様な甘みとプリプリとした弾力がクセになります。
市内なら大抵の場所で、1kg当たり大体30,000ドン(115円程度)で売られていますね。

ちなみにもう一つは桃です。
あぁ、特にベトナムは関係無いのです。

 

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スイートコーンもご馳走になりました。
一粒一粒がプリップリで、シャクッという果実の様な食感があります。

カメラを向けられると表情がおかしくなるのは僕の仕様です、本当にごめんなさい。

 

この他にもニコ菜の畑では、収穫できる時期にもよりますが、にんじん、大根、キャベツ、レタス、きゅうり、ネギ、さつまいも、インゲン豆、ブロッコリー、カリフラワー、小松菜、チンゲン菜、からし菜、ハーブ、などといった有機・無農薬野菜を30種類以上に渡って扱っているとのこと。

ローカルで売られているモノと一度食べ比べしてみるのもいいかも知れません。

畑の貸主さんと提携してコーヒーやハチミツも販売している様です。
興味がある!という方は、ニコ菜のホームページを覗いてみて下さい。

 

NICO NICO YASAIと提携して野菜を栽培している共同農場へ

その後は、キリスト教の教会がある敷地へ。

 

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さて、どうして教会なのか…。

 

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実はここ、経済的・距離的な事情により学校に通えない子供たちを、キリスト教のシスター達が預かって食事と教育を提供している児童養護施設なんです。

ここでニコ菜がどう関係あるのか。

教会は土地を提供、ニコ菜は農耕具や農業の技術を提供し、子供たちが農業を学ぶ機会を生み出しているということなんです。

ちなみに、条件から、必然的に少数民族の子供たちが多くなります。

 

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ただ、今は夏休み。
子供たちの多くはそれぞれの実家に帰省中。

太陽の光がギラギラと照りつけている中で、
遠く物音が聴こえる程度で辺り一帯は静まり返っています。

家畜の飼料にするのかトウモロコシの粒が日干しされていました。

 

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教室には書きかけの学習用ノートも。
おぉ…「lim」ってことは極限とか収束値だよね。
お兄さん、一応理系だったけど、数学Ⅲなんてもう解ける自信がありません。

 

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炊事場もありました。

 

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高校生くらいの少女たちとすれ違う。

ベトナムは総人口の85%近くがキン族ですが、
やはり民族が違うと顔立ちや肌の色も変わってくる様です。
彼女達は、平均的なベトナム人よりも、カンボジアのクメール人に近い気がします。

 

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その他にも、まだ6,7歳頃と思われる可愛らしい子供たち。

こっちにも目線くださーい!

 

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シパッ

 

お…おぉ、君らなんか慣れてへん!?

日本であればすぐにでも照れて隠れそうですが、ここではみんながみんな、何故かカメラ慣れしています。

 

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こちらが教会…なんですが、一般的ではない見た目。
というのも、少数民族の建築様式を取り入れているからなんです。

 

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教会の内部、思いのほか広め。

 

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色々なサイズの銅鑼(ドラ)があり、ハンドベルの様に一人一人鳴らして楽器として使うらしい。

シスターから鳴らし方を教わるWさん。
銅鑼を抱えてピョンピョンと跳ねながら叩いて鳴らすんだそうです。

 

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強大な力を秘めた左手の暴走を抑えている様にも見えます。

 

こんな風にやるんです、とお手本を見せてくれる塩川さん。

 

シュ…

シュッ……

シュシュシュッ………

 

シュパパパパパパパ!!

すげぇ!あまりにも速過ぎて残像が見えるぜ!!

 

教会の建築様式が少数民族のそれだということには触れましたが、更に面白いのが、「銅像」についても同じことが言えるという点です。

 

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キリストの母・マリア像についてはもちろん、

 

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父・ヨゼフ像に至っても民族衣装の仕様となっております。

 

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教会見学の後は、園内に生えている木の実「サケ」を揚げたものをご馳走に。

これもまたウマイ、本当にウマイ。

食感は、繊維がシッカリとしたサツマイモという感じ。
引っ張るとピーッと縦に割くことが出来、口に入れるとホクホクする。
ホーチミンでも一度も見たことが無いので、バンメトートの特産品なのでしょうか。

 

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しばらくすると青い服を着た高校生くらいの少年少女達がワラワラと。

彼らはホーチミンから学校行事で見学に来たキリスト系の学生だそうで、あの子供たちがカメラ慣れしていたのもこうした機会があるからなのかも知れません。

 

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その後、教会とニコ菜が共同で農作物を栽培している畑へ。

 

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教会で生活している子供たちが畑を耕しているところでした。

 

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構図が完全にアイドルの撮影会です。

ほな、撮るもんも撮ったし戻ろか~としたところ…

 

塩川さん「さー!畑に来たらね!働かないとあきません!!」

ネルソン「えっ。」

塩川さん「はい、クワ。」

ネルソン「あっ、えっ、はい。」

 

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と、ここで突如として農作業開始。
ウネづくりを手伝うことになりました。

 

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えっさっほいさっ

 

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えっさっほいさっ

 

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えっさっほいさっ

 

時折、塩川さんが子供たちに僕らには聞き慣れない言葉を投げ掛けます。

 

「ラックジャ!ラックジャ!!」

 

楽?楽でも何でもねー。

などという意味では勿論なく、コレって彼ら少数民族の言葉で「ありがとう」なんですね。

 

そうか、そうか。

 

少数民族と聞くとただなんとなく、少数で集落を形成している人達と考えていたけど、少数で文化を形成しているからこそ少数民族だと呼ばれるのか。
言葉ってなんとなしに国の数だけあるイメージだったけど、ベトナムの北部と南部でも方言と割り切れないほどの違いがあるし、世の中には国という単位から更に枝葉に分かれて色々な文化があるのだな。

使っている人数が数十だろうが数千だろうが数億だろうが、文化は文化。
その土地で先人達が築き上げた名前すら知らない文化が山ほどあるという現実に、勉強する訳でもないのにも関わらず、NASAの宇宙写真を見た時のように気が遠くなります。

 

そんな調子で30分後ー。

 

太陽がギラギラと輝く炎天下で、大量の汗を流し農作業は終了しました。

それからホテルに戻って汗をシャワーで流し、夕飯へ。

 

美味い!次々と運ばれる、バンメトートのわんこ春巻き!

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ここがお店、駐車しているバイクの数からして人気店。
事前に聞いていたスケジュールによると、このお店で「わんこ春巻き」なるものを食べるらしい。

 

わんこ?

わんこって…あのわんこ!?

遂に…遂にやって来ました!この日が遂に!!

 

在住者であればご存知でしょうが、ベトナムでは「犬食文化」なるものがあり、旧正月になるとお祝いの場でよく振舞われることも多々。

ホーチミン市内にはそれら専門の料理店が並ぶ通りもあり、通称わんこ通りと呼ばれるとか呼ばれないとかどちらかと言えば呼ばれないとか…。

 

わんこ春巻きの御開帳~!

 

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ドーーーン!!

 

て、あれ。なんつーか…思ったより……インパクトが無いな………。
てっきりモロに犬の丸焼きが出てくるかと思って身構えてたんですけど。

 

塩川さん「わんこって犬じゃないですよ。」

ネルソン「何ですって!?」

 

聞けば、「わんこ」は「わんこ蕎麦」の「わんこ」らしい。
なんだよー、と思いつつもホッとして嬉しい様なー複雑なー。

とは言え、わんこ春巻きというネーミングが、相変わらず謎のベールに包まれたままではあります。
春巻きをわんこ蕎麦の様に食べるって一体どういうことなのさ??

 

さて、これ、どう食べるのかというと、

 

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湯葉の様なこの白い膜に…

 

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豚肉・香草・酸味の効いたザーサイを乗せて…

 

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巻く。

あとは、ポン酢や白湯スープの様なタレにつけてお口へポーン!
ちなみに、このお店はこの料理一本だけで勝負しているんだそう。

とはいえ、市内や地方都市に限らず、名物があるところはそれ一本でやってる店も少なくありません。
日本だとあっても極まれです、ある種の国民性によるものなのかも知れません。

それにしても、これもまたウマイのね。
バンメトート=ウマイ街、というイメージが出来上がりつつある。

この湯葉の様なものがほどよく伸びほどよくくっつきほどよくまとまる。
それをポンッと口に放り込むと、フニフニグニグニと楽しい食感が口に広がる。

あまり前例の無い感触だから表現が難しいですね。
弾性に富んだ薄手のワンタン、とでも言えばいいのかな。

で、テーブルに用意された一枚二枚の皿を平らげるとー、

 

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こんな感じで重ねてきます。

一枚食べるとハイ追加、一枚食べるとハイ追加。
この形態こそが、わんこ春巻きだと呼ぶ所以だということ。

 

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結局このテーブルに、

 

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これだけの空き皿が乗りました。

会計は肉が乗った皿の枚数でカウントするらしく、随分と食べている様に見えて6,7枚しか頼んでいないので大して出費は掛からず。

満足でした。

ホーチミンにもあれば流行るよね~…と言いながら帰ろうとすると、

 

お店の裏手では、分業で各食材の下ごしらえが稼働中。

そんなこんなで二日目は終了。
美味しいモノを食べ、太陽の下で汗をかき、実に健康的な一日でした。

 

明日は、象がいる村を訪ねます。

 

 

おまけ

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飲み屋の前にあった骨の髄までしゃぶられんとする牛さんウフフ。
いや、もうこれ、完全にスプラッタームービーでしょ。

 

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何の袋詰め?お菓子??
パッケージには謎の老人が印刷されています。

 

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中に入っているものは…葉っぱと木の枝。

聞いたところ、ある村にいる長生きおじいさんが、いつも飲んでいるお酒に入れられているモノの袋詰めだそうです。
つまりはコレを酒に漬けてしょっちゅう飲んでいればあんさんも長生き出来まっせ-、と。

 

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不謹慎な話、天寿を全うされたらどうするんでしょうね。
公表せずに売り続けるのかな、ちょっと前の年金詐欺みたいに。

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