車とバイクがひしめくホーチミンには身体を動かせる場所は決して多くはないのですが、ロッククライミングだと上下のスペースだけなので意外に効率的かもしれません。安いので、お試しに体験してみるのもいいですよ。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2014/01/23
車とバイクがひしめくホーチミンには身体を動かせる場所は決して多くはないのですが、ロッククライミングだと上下のスペースだけなので意外に効率的かもしれません。安いので、お試しに体験してみるのもいいですよ。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2014/01/23
ロッククライミングっていいですよね!
日本の登山会で初めてロッククライミングが紹介された山は六甲山であり、『六甲』の名前の由来はなんと『ロック』をもじったものなんだそうです嘘です。
でも、六甲山から始まったということは本当らしいよ。
日本人在住者の中では『娯楽が少ない』と言われてしまう傾向にあるホーチミン市ですが、イベント自体はともかくもレジャー施設は意外にあります。今回はそのひとつ、『ロッククライミング』をご紹介します。
ホーチミン市、Nguyen Dinh Chieuにある通りと通りの間に挟まれるように存在するスポーツ施設。

子供から大人まで、

様々な人がスポーツに励んでいます。
そして…

ここに、

うず高く、

そびえる壁が、

目的のーーーーー、

ロッククライミーーッング!!
た、たけぇ!!
一つのマス目は1平方メートル、それが17枚…つまり17mの岩壁です。

まずは施設に入ってすぐ右脇にある建物でチケットを購入します。

用紙に利用者の名前を書いて、利用料の一人135,000VND(700円程度)を支払う。
なお、私の実名は、ネルソンではないよ。名刺を渡すと、割と本気でハーフだと間違えられる悩める29歳です。

今回、ロッククライミング施設を紹介してくれた方はこちら!
ネルソン「クライミングマスターって肩書きでもいいですか?」
矢野さん「いや、マスターとかじゃないよ」
クライミングマスター(仮)、矢野さんです!
なお、始めてからは三年、ギュッと縮めると半年間くらいとのこと。

岩壁を背にすると、何処からともなく銅鑼を叩きつける音でも聴こえてきそうです。

そしてこの写真を撮影した方は、サイゴン読書会を主催している岩本さん。
あまり写真を撮っていなかったので、終盤ギリギリまで登場しません。

まずはクライミング用の靴を履きます。
爪先がギュッと尖っていて、ホールド(出っ張り)に足を引っ掛けやすくなっています。

ここでひとつ、皆さまに告白しないといけないことがあります。
それは…

私、高い所が苦手です。
じゃあ何で来たんだ、って言うなよ!
得意だろうが苦手だろうがわしにはベトナムを紹介する使命があるんじゃあ!!
誰も好きで犬を食べたりしている訳じゃ…ないんじゃあ!!
でも、頑張るね!

これがハーネス、ハーフパンツを履くような形で装着します。
まずは矢野さんにお手本を…

て、あっ…早っ!もう登ってはる!!

スルスルと登っていく矢野さん。

スパイダーマンのテーマが流れてきそうです。

まぁ、スパイダーマンのテーマとか全然知らないけどね。

うおぉ、重力に逆らってんじゃねぇか…。

頑張れ矢野さん!

負けるな矢野さん!

いっ…

いったっ…か…

いったあああぁぁぁ!!
さぞかしロープを持つスタッフもハラハラしたことだろう…

と思ったら鼻ほじってるうううぅぅぅ!

紛れも無くほじってるうううぅぅぅ!!

山を越えて、

標高17mの頂上へ、

遂に到達する矢野さん。

通りがかりの少年も感心しています。
というかベトナム国旗カラーのTシャツを来ている現地住民ってかなり珍しい。
まさか彼はベトナム社会主義共和国の擬人化キャラか。

そのあとはスルスルと、

下界(地面)に落ちていくだけ。

流石にあれだけのクライミングはバテたようです。
よっしゃ!

俺も負けじと登るぞ!!

ふぐああああぁぁぁ!!

うぬああああぁぁぁ!!
いや、登りましたよ、下を見ずに登ったんですよ私。
ガチで撮ってないだけなんでー!
嘘でも何でもござらんしー!
登頂してないけどー!

その証拠がこれさ!クライミング後は腕の血管がドックドク!
と、ここまで書いて、右上に鬼の手みたいな矢野さんの手の甲を発見した。
恥ずかしい。穴があれば入って掘り進めてマントルと一体化して地球になりたい。

私達以外にも、ベトナム人や欧米人のお客さんがいました。
????「お元気です…かっ?」
私達 「!?」

こちらはアメリカ人のデービス(仮名、というか聞いてない)。
日本語を勉強していたことがあるらしく、日本語で話し掛けてくれました。
それはそうとして、カメラを向けるといきなり取られたこのポーズは何なのだ。
デービス、忍者とかドラゴンボールとか好きやろ絶対。

スタッフ「ちょっ、それ何やってんの?」
デービス「知らねーの?パズドラっていうんだぜ!」
言ってない(と思います)。
17m壁以外にも、横登り用の低い壁があります。

ネルソン「高くないから怖くないもん!」

ネルソン「ぐあああぁぁぁ!」
何だコレ、超難しい。筋肉酷使我衰老人。

岩本さんも挑戦しますが、

岩本さん「ぐあああぁぁぁ!」 ※岩本さんはこんな声出しません
何だコレ、人間嫌いの岩神様でも宿っているのか。岩神様って何よ。

それにしてもコレ、

見る側は腰に手を当てるというルールでもあるのか?

全てが終わった後は、敷地内にあるカフェで休めます。
なんとチャダー(氷入りハス茶)が2,000VND(10円程度)です。
めちゃくちゃ薄いしバケツからザバッと入れてハイどうぞ、だけども。
興味を持った方は行ってみてね!俺?俺は…俺は……。
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料金:135,000VND(700円程度)
住所:75 Nguyen Dinh Chieu, P.6, Q.3, HCMC
持ち物:無くても出来ます、しいて言うなら着替えくらい。
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