GETは「Global Education Tour」の略。公益財団法人「日本ユースリーダー協会」が主催する、日本の高校生・大学生の海外スタディツアープログラム。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2014/05/21
GETは「Global Education Tour」の略。公益財団法人「日本ユースリーダー協会」が主催する、日本の高校生・大学生の海外スタディツアープログラム。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2014/05/21
紙相撲っていいですよね!
紙がまだ貴重だった江戸時代、藁を折り畳んだものを使っていたため藁相撲と呼ばれたそうです嘘です。

グローバル・エデュケーション・ツアー、GET。
日本の高校生や大学生を対象にした、アジアを舞台とする海外研修型プログラム。
このたび主催団体のD.A.Y.から依頼を受け同行取材へ行ってきました、そのレポート第6弾!
ベトナム中部にある古都・ホイアンに行き着いた学生たち。
現地で働く女性の話を通しその活動や人生の指針に触れ、それぞれに何を思ったか。
それからホイアンに眠る日本人墓に赴き、かつての日本の商人とベトナムの町娘の恋物語に思いを馳せる。
そして翌日…いよいよGET2大ミッションのひとつ・ダナンの小学生へ日本に行きたくなる授業!
慌ただしく準備を始めるのであった。
これまでの記事
GET1 内キーになっても大人は助けてくれない編
GET2 ワクワクダナン街歩き編
GET3 ホームステイと美しき夜景編
GET4 光と大理石の山・五行山編
GET5 ホイアンに生きる日本人編
*
朝起きて一階に下りると、

各チームごとに別れて、

いそいそと準備に励んでいました。

そう、この日はいよいよ、ダナンの小学生への授業。

日本を紹介して、かつ日本へ行きたくなる授業を行わなければなりません。

授業には通訳としてダナン現地の学生も一人ずつ参加します。
彼らに積極的に力になってもらう、ということも成果を引き出す重要な鍵です。
授業後、小学生からは「楽しかったか」「日本へ行きたいと思ったか」の両軸でアンケート回収。
その結果を数値化して、シビアに順位が付けられます。

アイテム準備の他に、本番を想定した予行演習にも余念がありません。


すごく気になる。

何処で買ったのかすごく気になる。
たかりな「ネルソンさん!」
ネルソン「はい!」
まりあ 「ダンボール、持ってません?」
ネルソン「持ってねーよ」
彼女たちのチーム・劇団まんちゅーは授業で紙相撲をやるらしく、ここに来て生徒数に対し材料が足りないことが発覚!ダンボール、家庭ゴミでよく出ますが、欲しい時にはなかなか出ないものです。
あ、でも、そういえばー。
ネルソン「昨日、フロントで飲料水の空箱を捨てるようにお願いしたけど…」
たかりな「それだ!」
果たしてあるかな。

こういう時も、GETではもちろん大人は助けません。
それもここまで来たら彼女たちももちろん承知、ダンボールが欲しいと自ら伝えなければ。

そわそわしながらダンボールの画像を検索する二人と、

そわそわしながら何を聞かれるのだろうと待つスタッフ。

まりあ 「これ、これほしい」
スタッフ「あぁ…あれのこと」

あったー!!サイズもジャストだった様子。

早速ガムテープで補強して土俵を作ります。

まりあ 「おー!いい!いい感じ!!」
たかりな「最高っすよネルソンさん!」
ゴミを捨ててこんなに感謝されたのは初めてだ。

チーム・モッ娘息。は部屋で準備中とのことで、覗いてみました。

ネルソン「みんなは授業で何やんの…て」

ネルソン「分っかりっやすーーい!」

そう、このチームは福笑いで攻める戦略。
他にも、

子供心をくすぐる、

アイテムもいくつか仕込んでいます。
ネルソン「どう?優勝できそう??」

しおりん「当たり前じゃないっすか!ウチが優勝します」

各チーム、準備と気合も十分に!

GETひとつめのミッションに向かいます!
*余談。

昼食で食べたネギいっぱいのフォー・ガー(鶏肉入りフォー)。

と、

モチ米入りヨーグルト。

これが新しい食感で、

なかなか美味しかった。

腹ごしらえが終わったら、いよいよ小学校へ突入!
はてさて、ベトナムの小学生たちと渡り合っていけるだろうか…!
GET終了まで、あと2日ー。