べとまるはダチョウに乗るサイトとして現地では有名みたいです。そのお陰もあってかそのダチョウに乗る記事で賞を戴いたので、乗せてくれたダチョウさんに感謝を伝えようと金メダルを掛けに行きました。前編
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2014/11/08
 
        べとまるはダチョウに乗るサイトとして現地では有名みたいです。そのお陰もあってかそのダチョウに乗る記事で賞を戴いたので、乗せてくれたダチョウさんに感謝を伝えようと金メダルを掛けに行きました。前編
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2014/11/08
御礼参りっていいですよね!
不良生徒が卒業後に教師へ御礼参りをする、というドラマ的な展開がありますが、暴行したら捕まるよ本当です。当たり前です。
デイリーポータルZ新人賞で金メダルをいただきました。
デイリーポータルZ新人賞授賞式のレポートと、最優秀賞をいただいて思うことをあれこれ書きます。
その話については散々書いた上記の記事を読んでいただくとして、選ばれた作品はダチョウ。
そう、べとまるの代名詞にもなって(しまって)いる「ベトナムでダチョウに絶対乗る方法」です。
この受賞は、ダチョウからのプレゼントと言っても過言ではありません。
一言だけでも御礼を言いたい、種族の壁を越えて喜びを分かち合いたい。
そこで今回、そんなダチョウに金メダルを掛けてウィニングランを試みてきました。
最初に言っておくと、この話は前後編の二部構成です。
そしてこの前編では…動いているダチョウは一切登場しません、あしからず。
まー、これで「じゃあ読まない」ってなる人はどれだけダチョウ好きなんだって話だけど。
ちなみに前作を読んでおくと、より楽しめると思います。
さて、ダチョウに乗れるVuon Xoai(マンゴーパーク)はホーチミン市中心部から車で一時間は掛かります。
つまりタクシーなり何なりチャーターしなければならず、一人だと交通費がもったいない。
そこで!

ネルソン「ダチョウに乗りたいかー!」
全員 「…」
タクシー定員いっぱいの友人たちを巻き込みました(実際の現場は大変朗らかに進みました)。

ネルソン 「あれ、こでらさん、いきなり何食べてんの?」
こでらさん「あ、これね、ネルソンさんもどうですか」

こでらさん「ダチョウ肉のサンドウィッチです」
ネルソン 「あんたマジかよ」

本気でした(証拠写真)。
こでらさん「事前に連絡したじゃないですか、スルーされるから寂しかったんですよ」
ネルソン 「いや、『ダチョウサンドウィッチ作って持参』ってあなた確かに言ってたけど」

ネルソン「『ダチョウにサンドウィッチ作って持参』の誤字やと思うのが普通やわ」
まさかダチョウに乗る前にダチョウを食べるとは思わなんだ。
タイミングは正解かもしれん、乗ってからだと絶対食べられなかっただろう。
ちなみに、味は牛肉に近かったです。
ここで今回のキーアイテムである、DPZ新人賞で貰った金メダルを見せる。

たまたまだと思うけど、その「くさそう」みたいなリアクションやめて。

そうこうキャッキャしている間に到着しました。
流石に、連続でうんこは踏みませんでしたね。

ベトナムは入場料の大人と子どもを身長で区別します。
1.3m以上だと250円程度、未満だと200円程度になります。

ぶんたろう「ぼく~」

ぶんたろう「1.3m以下~」

ぶんたろう「子どもだよ~」
頼まれてもいないのにこういうボケが出来る人が、私はたまに羨ましくなります。
いや、違う、そういうことをやるなら俺にひとこと言ってくれ。
実際、これは知らないうちにやっていたのでテイク2を要求しました。

ダチョウへの道は大まかに把握しています。

これでここに来るのも三度目、日本人ならトップクラスだと思う。

謎の水槽を発見!まさかのドクターフィッシュ…!?

いや違う、変化の術が解けたあとだった。
前回の水とんの術と言い、この公園は至る所で忍者の気配がする。

あ!

まさか彼は…!

はらわたがめくれたバッタ滑り台!

前回がこれなので、かなり隅に追いやられてしまったようです。そしてどことなく色褪せた気もする。
ベトナムの子どもたちにも、「こいつよく見ると気持ち悪くね?はらわた出てるし」と気付かれたのかな。
ぶんたろう「ネルソンさーん!」ネルソン 「ん?」

ぶんたろう「コーヒーカップ的な何かがありましたよ~!」

本当だ!コーヒーカップではないが、確かにコーヒーカップ的な何かだ!

あまりにも楽しそうに回るので、

みんなで回ってもらった。




登場人物、四捨五入すると全員アラサー。
もちろん私もやります。

ネルソン「おっ」

ネルソン「あっ」

ネルソン「これっ!」

ネルソン「めっちゃっ!」

ネルソン「た~のしい~!!」

ネルソン「わあああぁぁぁ!」

ネルソン「ああああぁぁぁ!」

ネルソン「落ちた…」

全員 「早く行こうよ」
ネルソン「うるせぇな」
ダチョウ・ロードの途中には、園内の施設が印刷されたポスターがあります。

ワニ園!

ウォータースライダー!

そしてメインのダチョウ!

いや待て!

おめー何で走ってんの?(しかも楽しそうに)

彼の走力はダチョウ並なのか、いや実は人間っぽいダチョウなんじゃないのか。
そんな話をしていると、白い毛の小汚い犬が歩いていました。
別に犬が嫌いでも何でもありません、本当に小汚かったのです。

そして何故か、

付いてくる。
あ、なるほど、園内を案内してくれるのね~…って。

先頭歩けや。

いつしか見たピラルクも健在。

主が剥製として出荷され閑古鳥が鳴いていたクマ園にも、

ちゃんとニューカマーが補充されていた様子でした。

この我々を見上げる様子を見て、
女子「かわいそう~」
男子「胸筋すごいな」
という男女の違いが明確なのが、おもしろかったです。

途中、鹿の群れに遭遇!

特に理由はありませんが、

動物の群れを見ると追い掛けたくなりますよね!
 
 


ネルソン「!?」

ネルソン「!!…」




こでらさん「え、どうしたんですか?」

ネルソン 「係の人に怒られた…」

そりゃ、こんな状況だったのを、

さらに追い立てられたらパニックになりますよね。
はい、前編はこれにておしまい!

後編ではいよいよダチョウに乗るよ!

マッハ3で駆け抜ける様をお見逃しなく!
写真のヘルメットをよく見るとお分かりでしょうが、映像も撮って来ています。
なので、次回の公開は確実に一週間は先になりそうです。
気長に待っててね!史上初(?)のダチョウに乗った人間視点の映像が見られるよ!